【クロワッサンやシナモンロール】家庭で数種類のパンを同時に作るコツ3選

こんにちは!「さいたまパン好き〜あぶぷあ〜」です。
今回は、自宅でパンを数種類同時に作るときのちょっとしたコツをまとめてみました。

私自身、最初は1種類だけ作って満足していたのですが、だんだんと「このパンも作りたい!」「どうせならもう1種類」と、気がつけば一度に4種類のパンを焼いていました。今回作ったのは『チョコ入りクロワッサン』『チョコアーモンドクロッカン』『シュガーアーモンド』『シナモンロール』です。

焼きあがったときの香ばしい香りや並んだパンを眺めるだけでも幸せな気分になりますし、冷凍保存しておけば平日も気軽に楽しめます。今回はそんな“おうちでパンを数種類焼きたい人”のために、私なりの工夫を紹介します。

目次

今回作ったパンと参考にした本

私が今回挑戦した4種類のパンはこちらです。

  • チョコ入りクロワッサン
  • チョコアーモンドクロッカン
  • シュガーアーモンド
  • シナモンロール

甘いパンが中心ですが、食べ応えがあり飽きずに楽しめました。レシピ自体はここでは紹介できませんが、興味のある方には「完全感覚ベイカー」先生の本がおすすめです。

『こねない本格パンレシピ! おうちでお店みたいなパンがかんたんに作れる本』
総菜パン、甘いパン、ハードパンまで幅広く88種類のレシピが載っていて、動画付きで分かりやすく解説されています。


基本のパン作りの流れ

まず基本のパン作りの流れを大まかに紹介します。

  1. 材料の準備
    • 小麦粉、イースト、砂糖、塩、水(または牛乳)、バターなどを用意します。
  2. 計量
    • 材料を正確に計量します。特にイーストと塩は重要です。
  3. ミキシング(混ぜる)
    • ボウルに小麦粉を入れ、イースト、砂糖、塩を加えて混ぜます。水(または牛乳)を少しずつ加えながら、生地がまとまるまで混ぜます。バターを加えてさらに混ぜます。
  4. こねる
    • 生地を台の上に出し、しっかりとこねます。生地が滑らかで弾力が出るまでこね続けます。
  5. 一次発酵
    • 生地をボウルに戻し、ラップをかけて暖かい場所で発酵させます。生地が約2倍の大きさになるまで発酵させます(約1~2時間)。
  6. ガス抜きと分割
    • 発酵が終わった生地を台の上に出し、手で軽く押してガスを抜きます。その後、生地を分割し、それぞれを丸めます。
  7. ベンチタイム(休ませる)
    • 分割した生地をラップをかけて、10~15分休ませます。
  8. 成形
    • 生地を好みの形に成形します。食パンなら型に入れ、ロールパンなら丸めたり、編んだりします。
  9. 二次発酵
    • 成形した生地を再び暖かい場所で発酵させます。生地が約2倍の大きさになるまで発酵させます(約30~60分)。
  10. 焼成
    • オーブンを予熱し、適切な温度で生地を焼きます。焼き時間はパンの種類やサイズによりますが、約180~200℃で20~30分が一般的です。
  11. 冷却
    • 焼きあがったパンをオーブンから取り出し、冷まします。冷めることで風味が安定します。

基本的な流れはこのような形です。
これを種類ごとに繰り返すとあっという間に1日が終わってしまいます。そこで、家庭で数種類を作るときに役立つ3つのコツを紹介します。

コツ① 前日に生地をこねてオーバーナイト発酵

最初のコツは「オーバーナイト法」です。前日の夜に生地をこねて冷蔵庫で休ませ、寝ている間に一次発酵を進めてもらうやり方です。

これなら翌日は全ての生地がほぼ同じ発酵状態からスタートできるので、同時並行で複数のパンを進めやすくなります。特に平日だと時間が限られているので、翌日に焼くだけの状態にしておくのは大きな時短になります。

コツ② 発酵や焼き方が異なるパンを組み合わせる

次のポイントは「同じようなパンを同時に作らない」ことです。

家庭ではオーブンが1台しかなく、発酵機能も1種類しか設定できないので、発酵温度や焼き方が似ているパンばかりを選ぶと「オーブン渋滞」が起こります。

例えばクロワッサンなどのデニッシュ生地は、バターが溶けないよう低め(28℃前後)で長時間発酵させる必要があり、他のパンとは発酵の条件がずれています。逆にこれを利用して、室温で発酵させている間に別のパンをオーブンで発酵させたり焼いたりできるのです。

また、揚げパンやカレーパンのように油で仕上げるパンを組み合わせると、オーブンの使用時間をさらに減らせます。異なる発酵・焼成方法のパンを入れると効率がぐっと上がります。

コツ③ 焼く順番は高温から低温へ

最後は「焼く順番」です。

家庭用オーブンは、設定温度を上げるよりも下げる方がスムーズです。つまり、最初に高温で焼くパン(クロワッサンやフランスパンなど)を焼き、そのあとに少し温度を下げてシナモンロールやシュガー系のパンを焼くと効率的です。

一度オーブンを熱くしてから冷ますのは時間がかかりますが、温度を下げるのは比較的早いので、順番を工夫するだけで数種類を連続して焼けます。

手作りパンを作り置きして楽しむ工夫

せっかく時間をかけて作ったパンは、まとめて焼いて冷凍保存しておくのがおすすめです。冷凍したパンは、食べるときに電子レンジで約50秒温め、そのあとトースターで1分ほど焼くと焼きたてのような風味が戻ります。

我が家でも常にストックがあり、忙しい朝やちょっとしたおやつにとても便利です。作った分をすぐに食べきらなくても大丈夫なので、思い切って2〜3種類まとめて焼くのはむしろ効率的です。

まとめ

家庭で複数のパンを作るときの3つのコツを振り返ります。

  1. 生地は前日にこねてオーバーナイト発酵
  2. 発酵や焼き方が異なるパンを組み合わせる
  3. 焼成は高温のパンから順に焼く

パン作りに慣れてきたら、ぜひ複数種類を同時に挑戦してみてください。一度に焼き上がったパンが並ぶ光景は本当にワクワクしますし、冷凍保存しておけば日々の食卓がさらに豊かになります。

パン作りが皆さんの暮らしに小さな楽しみを運んでくれたら嬉しいです。ぜひ気軽に試してみてくださいね♪

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