こんにちは!「さいたまパン好き〜あぶぷあ〜」です。
今回は、私が実際に作ってみたパン 『ミルク・リュスティック』 をご紹介します。
リュスティックという名前は、フランス語の「ルスティーク(rustique)」が語源で、「素朴な」「田舎風の」といった意味を持っています。その名の通り、リュスティックはバゲットのように香ばしいクラスト(皮)を楽しめる一方で、成形は比較的シンプル。切りっぱなしで焼けるので、パン作り初心者にも挑戦しやすいパンです。
今回は、そのリュスティックを牛乳仕込みで作りました。ミルクを入れることで香りや甘みがほんのり加わり、優しい風味に仕上がるのが特徴です。作り方の過程や、実際に食べてみた感想まで詳しくご紹介していきます。
ミルク・リュスティックってどんなパン?
リュスティックはフランス生まれのパンで、見た目はごつごつとした素朴な印象。成形が難しくないので「家庭で作りやすいハード系パン」として人気があります。
通常は水を使うレシピが多いですが、今回は牛乳を使用。牛乳を加えることで、クラストはパリッとしつつも中のクラム(内側の生地)はしっとり感が増し、優しい甘さが感じられます。朝食用にはもちろん、スープやシチューなどの料理と合わせても相性抜群です。
ジャムやバターをのせても美味しいですが、そのまま食べてもシンプルながら満足感のある味わい。まさに「毎日食べても飽きないパン」といえます。
今回参考にした本について
今回のレシピは、 『はじめてでもコツがわかるから失敗しない パン作りが楽しくなる本 [完全感覚ベイカー]』 を参考にしました。
この本は、パン作り初心者でも理解しやすいように、写真や説明がとても丁寧に書かれています。さらにQRコードを読み込むと動画で手順を確認できるので、「文章だけでは不安…」という方にも安心の内容です。
実際に私も途中の工程で「これで合ってるのかな?」と迷う場面がありましたが、動画を見て確認することでスムーズに進めることができました。紙の本だけでなく電子書籍版もあるので、自分に合った方法でチェックできるのも便利です。
また、著者のYouTubeチャンネル「完全感覚ベイカー」でも様々なパン作り動画が公開されていて、参考になる情報が盛りだくさん。パン作りを始めたい方にとって、とても心強い一冊だと思います。
YouTubeチャンネル「完全感覚ベイカー」はこちらから
生地作りの工程
生地をこねる楽しさ
まずは生地作りからスタート。最初は水分が多くてベタベタと手にくっついてきます。「大丈夫かな?」と心配になりますが、しっかりこねていくうちに次第にまとまりが出て、表面がツルッとしてきます。
パン生地がなめらかになっていく瞬間は、作っていてとても気持ちの良い時間。パン作りの醍醐味のひとつですね。



分割は切り分けるだけで簡単!
一次発酵が終わったら、次は生地の分割です。リュスティックは成形が複雑ではなく、スケッパーで生地を広げて切り分けるだけ。パン作り初心者でも安心して作れる理由のひとつが、このシンプルな成形方法にあります。
今回は小さめサイズでたくさん作りたかったので、多めに分割しました。小ぶりなサイズにすると食べやすく、ちょっとしたおやつや朝食にもぴったりです。

二次発酵からクープ入れ
切り分けた生地は、約35度で二次発酵させます。ほどよく膨らんだら、いよいよクープ(切り込み)を入れる作業。クープを入れることで、焼いたときにきれいに生地が開き、香ばしく焼き上がります。
焼く直前の生地は、発酵でふんわりと膨らんでいて、とても可愛らしい姿。ここまで来ると、オーブンに入れるのが楽しみになります。

焼き上がりの瞬間
いよいよオーブンへ!焼いている間はキッチンに香ばしい香りが広がり、幸せな気分になります。
焼き上がりの姿はこんな感じ。外側はパリッと色よく焼き上がり、内側はふんわり柔らか。見た目もとても美味しそうです。
「おかえり!」と言いたくなるような、そんな愛着の湧く焼き上がりでした。
おかえりの姿がこちら↓

実際に食べてみた感想
食べてみると、まず感じるのはシンプルな味わい。噛むほどに小麦の香りが広がり、そこにほんのりとミルクの優しい甘さがプラスされています。
リュスティックらしい香ばしいクラストと、もっちりしたクラムのコントラストが心地よく、どんどん食べ進めたくなる味です。
そのままでも美味しいですが、バターを塗ったりジャムをのせたりするのもおすすめ。特にミルク仕込みの優しい味わいには、ベリー系のジャムやはちみつがよく合います。朝食やティータイムにぴったりのパンでした。
まとめ 〜毎日の食卓に寄り添うミルク・リュスティック〜
今回は『ミルク・リュスティック』を作ってみた様子をご紹介しました。
リュスティックは「切りっぱなしで簡単に作れる」という手軽さがありながら、焼き上がると本格的な風味を楽しめるのが魅力です。そこに牛乳を加えることで、さらに優しい香りと味わいがプラスされ、食卓に取り入れやすいパンに仕上がります。
ハード系のパンに挑戦してみたいけれど、成形が難しそうで不安…という方にも、ぜひおすすめしたい一品です。家庭で焼きたてのパンを味わえる喜びは格別。ぜひ一度『ミルク・リュスティック』を試してみてください。
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