こんにちは、「さいたまパン好き〜あぶぷあ〜」です!
今回は、天然酵母を使ったちょっと特別なパン「天然酵母レーズンツオップ」を作りました。
「ツオップ」とはドイツ語で“三つ編み”という意味。見た目も華やかで、テーブルに並べるとまるでお店で売られているパンのように存在感があります。ふんわりとした食感と、噛むたびに広がるレーズンの自然な甘さが魅力のパンです。
家庭で作ると、生地を編んでいく工程が楽しく、出来上がったときの達成感もひとしお。今回はその作り方を、材料から発酵・焼き上げまで丁寧にご紹介します。
天然酵母レーズンツオップの魅力
パン作りをしていると、成形や焼き上がりの美しさも大切なポイント。ツオップは三つ編みにするだけで見た目が一気に華やかになり、ちょっとしたおもてなしや贈り物にもぴったりです。
さらに、今回は「天然酵母」を使用。イーストで作るパンに比べて発酵に時間はかかりますが、その分やさしい風味と深い味わいを楽しむことができます。レーズンの甘さとの相性も抜群で、シンプルながら奥深い仕上がりになります。
「天然酵母って難しそう」と思う方もいるかもしれませんが、ゆっくり時間をかけて発酵させることで失敗が少なく、初心者でも挑戦しやすいのが魅力です。
「天然酵母」の作り方は下のページで紹介しているので気になる方は確認してください。

材料の準備
今回使用する材料はこちらです。
- 準強力粉:300g
- 砂糖:48g
- 塩:4g
- スキムミルク:12g
- 天然酵母:60g
- 水:75g(レンジで10秒ほど温める)
- 卵:60g
- バター:45g(常温に戻す)
- レーズン:90g(30秒湯通しして水気を切る)
準強力粉を使うことで、ふんわりしながらも適度な弾力のある生地に仕上がります。バターや卵が入るためリッチな風味になり、甘さ控えめでも満足感のあるパンに。
レーズンはそのままだと表面のオイルコーティングが生地になじみにくいため、湯通ししてその後水気を取っておくのがポイントです。
生地作りから一次発酵まで
まず、ボウルにバターとレーズン以外の材料をすべて入れ、ヘラで混ぜていきます。ある程度まとまってきたら台に出して手ごね。
生地がなめらかになり始めたら、常温に戻したバターを加えてさらにこねます。バターが生地にしっかりなじみ、表面がつるんとまとまってきたらOK。
次にレーズンを広げて混ぜ込みます。均等に混ざりやすくするために、生地を広げてレーズンを散らし、スケッパーで4等分にカットして重ねる方法がおすすめ。この作業を繰り返すことでムラなく混ざります。
最後に生地を丸めてタッパーなどの容器に入れ、20〜28℃で10〜15時間じっくり一次発酵。天然酵母ならではのゆっくりした時間が、美味しいパンを作るための大切なステップです。



分割と成形のコツ
一次発酵が終わった生地は、ガス抜きをしてから12等分に分割。表面に強力粉を軽くふると扱いやすくなります。
それぞれを丸めてラップをかけ、15分ほど休ませます。この「ベンチタイム」をとることで、生地がリラックスして伸びやすくなり、成形しやすくなります。

次に、生地を楕円形に広げてから三つ折りにし、棒状に整えます。さらにラップをして5分ほど休ませたら、長さ22cm程度に伸ばし、3本を合わせて三つ編みにしていきます。

途中まで編んだら、反対側からも同じように編むと形がきれいにまとまります。編む作業は慣れると楽しく、まるで手仕事の美しさを感じられる時間です。





二次発酵から焼き上げまで
成形した生地はラップをかけて35℃で約40分発酵させます。ふっくらとしたら、表面に溶き卵を塗ってツヤを出しましょう。
180℃に予熱したオーブンで約12分焼けば完成!
焼き上がったレーズンツオップは、香ばしい香りとほんのり甘い香りが漂い、思わず笑顔になってしまいます。


実際に作ってみて感じたこと
今回、天然酵母を使ってツオップを作ってみて感じたのは、「手間をかける分、出来上がりの満足感が大きい」ということ。
特に三つ編みの工程は、最初は少し難しく感じましたが、均等に編めると見た目も美しく、「自分でここまでできた!」という達成感があります。
また、天然酵母のやさしい風味とレーズンの甘みが合わさり、朝食やおやつはもちろん、ちょっとした手土産にも喜ばれる味わいに仕上がりました。
まとめ
天然酵母を使ったレーズンツオップは、時間と手間はかかりますが、その分得られる喜びもひとしお。
- 三つ編みの成形が楽しく華やか
- レーズンの自然な甘さと酵母の風味が相性抜群
- ゆっくり発酵で味わい深い仕上がり
おうち時間を豊かにするパン作りに、ぜひ挑戦してみてください。きっと焼き上がった瞬間の香りと見た目に、心まで満たされると思います。
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