はじめに|“暮らしに寄り添う”地粉ドーナツとの出会い
こんにちは。
さいたま市近郊のパン屋さんを夫婦で巡るブログ「さいたまパン好き〜あぶぷあ〜」です。
今回は、2025年9月1日に武蔵浦和エリアにオープンした話題のドーナツ専門店 『TSUKUSHI Donuts』 さんへ行ってきました。
ドーナツ専門店と聞くと、甘くてふわふわ、スイーツ寄りのイメージを思い浮かべる方も多いかもしれません。ですが、こちらはひと味違います。
“暮らしに寄り添うドーナツ屋”を目指す、素材と想いにこだわったお店。
実際に食べてみると、ドーナツなのにどこかパンのような食べ応え。優しい甘さと満足感。
今回は、そんなTSUKUSHI Donutsさんの魅力をたっぷりとご紹介します。
武蔵浦和に誕生したドーナツ専門店「TSUKUSHI Donuts」
TSUKUSHI Donutsさんがあるのは、さいたま市南区別所。
武蔵野線と埼京線の通る「武蔵浦和駅」から徒歩約650mの場所にあります。
駅から歩いて10分弱。大通りから少し入った住宅街の一角にあり、日常の風景の中に自然と溶け込むように佇んでいます。シンプルで落ち着いた外観は派手さはないものの、どこか温かみがあり、思わず足を止めたくなる雰囲気。駐車場はありませんので、徒歩や自転車での来店がおすすめです。駅からの距離もほどよく、散歩がてら立ち寄るのにちょうどよい立地です。
2025年9月1日にオープンしたばかりのこのお店。
店主のイノセミドリさんは、大学卒業後に12年間、編集者として「食と農」をテーマにしたカタログや冊子の企画・編集、企業の社内報制作などに携わってきた方です。多くの人と関わりながら社会を見つめてきた経験の中で、自分のアイデアをかたちにする楽しさをより実践したいという想いが芽生え、独立。『土筆堂(つくしどう)』として活動をスタートされました。その積み重ねの延長線上に誕生したのが、このTSUKUSHI Donutsさんです。
自宅でのパンやみその教室から始まり、ワークショップの企画運営、シェアキッチンでのドーナツ販売など、少しずつ実践を重ねてきた歩みがあります。地域とのつながりを大切にしながら経験を積み重ね、満を持しての実店舗オープン。これまでの活動がひとつにつながり、形になったお店だと感じました。


地域に根ざす素材と想い。TSUKUSHI Donutsのこだわり
地粉「農林61号」を使ったドーナツ
TSUKUSHI Donutsさんの大きな特徴は、地粉を使ったドーナツ。
使用している小麦粉は、埼玉県・群馬県産の「農林61号」。
幸手市の前田食品さんから仕入れている中力粉で、素朴で飽きのこない味わいが特長です。
ドーナツの材料は、小麦粉・卵・牛乳・砂糖・塩・バター・パン酵母・米油の8つのみ。
卵は群馬県榛東村の岩田養鶏場さんのもの。
牛乳とバターはよつ葉乳業さん。
砂糖は奄美諸島産さとうきび原料のみを使用した大東製糖さんの「素焚糖」。
塩はフランスの伝統製法で作られた「ゲランドの塩」。
米油は筑野食品さんのもの。
どの素材も背景が見える安心できる食材ばかり。
流行を追うのではなく、「糧(かて)」としてのドーナツを作るという姿勢が伝わってきます。

“ふだんのおやつ”を目指すやさしさ
最近はふわふわ食感のドーナツも人気ですが、ふわふわを出すために油脂を多く使う場合もあります。TSUKUSHI Donutsさんは、砂糖や油脂は食パンより少し多い程度。日々食べても体への負担が少ないドーナツ作りを心掛けています。
「階段の踊り場のように、誰もがさっと立ち寄れる場にしたい」
この言葉の通り、店内は天井が高く、キッチンも見えるオープンな空間。古道具を使った落ち着いた内装で、男性のお客様も多いというのも納得です。子どもから大人まで入りやすい、柔らかな雰囲気があります。
金曜日限定で食パンも販売されています。
ドーナツ専門店でありながら、あえて食パンを並べている点も印象的でした。実際にショーケースに並ぶ様子を見ると、素材や製法へのこだわりはドーナツだけにとどまらず、小麦そのものの魅力を大切にしていることが伝わってきます。


実食レポ!TSUKUSHI Donutsで味わった絶品メニュー
今回いただいたのは、
・本日のドーナツサンド
・きび砂糖ドーナツ
・アイスコーヒー
食事として楽しめる一品から、素材の甘さを感じられるシンプルなドーナツ、そして丁寧に淹れられたドリンクまで、バランスよく選んでみました。どれもそれぞれに個性があり、ひと口ごとに楽しめる深い味わい。素朴さの中にしっかりとしたこだわりが感じられ、どれも印象に残る美味しさでした。
本日のドーナツサンド
地粉ドーナツでハムとチーズをサンドした一品。見た目はボリューム満点。
最初は「ベーグルサンドのようなむぎゅっとした食感かな?」と思いましたが、実際はやわらかさもあり、噛むほどにほんのりとした甘さが広がります。
マスタードのアクセントが効き、ハムとチーズの塩気と絶妙なバランス。
ドーナツなのに食事としてもしっかり満足できる一品です。
甘いだけじゃない。
パンに近い食べ応えがあるから、男性のお客様が多いのも納得。
これはまた食べたくなる味でした。

きび砂糖ドーナツ
表面はカリッ。中はしっとり、もちっと。
こんなにもっちりしたドーナツは初めてかもしれません。
周りにはたっぷりのきび砂糖。
奄美諸島産さとうきび原料のみを使った茶色い砂糖の、優しい甘さとコクが広がります。
さらに嬉しいのが、棒を付けてくれていること。
手を汚しにくく、食べやすい配慮。こうした細かな気遣いにも、お店の優しさを感じます。
揚げたてを常に提供するため、ずっと揚げ続けているという姿勢にも驚きました。温度管理にも気を配っているからこそ、この食感が生まれるのだと思います。

アイスコーヒー
ハンドドリップで丁寧に淹れられたアイスコーヒー。
すっきりとした味わいで、ドーナツの甘さを引き立ててくれます。
ドーナツと一緒にゆったり過ごす時間は、まさに至福のひととき。
イートインスペースもあり、天井が高く開放的な空間でリラックスできます。

ワークショップやパン教室も開催
TSUKUSHI Donutsさんは、販売だけでなく「作る」場も大切にしています。
・大人向け「きほんのパン焼き会」
・子どもと一緒に作る「パンと表現の教室 Kids Donuts Workshop」
食べることと作ることがつながる体験。
地域の人と人をつなぐ場としての役割も担っています。
世代や立場を超えて、同じドーナツを食べる。
その“おいしい気持ちの伝播”が、新しいかたちの福祉につながるという想い。
ただのドーナツ店ではない、深いコンセプトを感じました。


アクセス・店舗情報まとめ
店名:TSUKUSHI Donuts
住所:さいたま市南区別所2丁目16-2
アクセス:JR武蔵浦和駅から徒歩約650m
営業時間:月・火・木・金 11:00-16:00
土 11:00-14:00
定休日:水・日曜日(その他不定休あり)
※最新情報はInstagramをご確認ください
駐車場:なし
Instagram:https://www.instagram.com/tsukushi_donuts
まとめ|武蔵浦和で出会った“糧”になるドーナツ
TSUKUSHI Donutsさんは、流行を追うドーナツ店ではありません。
日々の暮らしにそっと寄り添う、やさしい存在。
素材にこだわり、地域とつながり、
子どもも大人も同じ目線で楽しめる場所。
ドーナツなのに、どこかパンのような満足感。
甘さだけでなく、想いまで味わえるお店でした。
武蔵浦和で美味しいドーナツを探している方、素材にこだわるパンや焼き菓子が好きな方には、ぜひ一度足を運んでいただきたい一軒です。
これからも、さいたま市近郊の素敵なお店を夫婦で巡っていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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