川口市の人気ベーカリー『BREAD chikuma』で味わう、懐かしくて新しいパン時間

こんにちは、さいたまパン好き〜あぶぷあ〜です。
今日は川口市の住宅街の一角に、2025年6月10日にグランドオープンしたばかりの注目ベーカリー『BREAD chikuma(ブレッド チクマ)』さんをご紹介します。

埼玉県内には魅力的なパン屋さんが数多くありますが、「懐かしいようで新しいパン」をテーマに掲げるお店は意外と少ないもの。そんな中で、国産小麦を丁寧に使い分け、ひとつひとつのパンに“温もり”を感じるこのお店は、まさに“地域に根付いた特別な場所”といえる存在です。

目次

お店の紹介と周辺の雰囲気

『BREAD chikuma』があるのは、埼玉県川口市赤山エリア。最寄りの「新井宿駅」から徒歩約6分ほどの距離で、駅からのアクセスも良好です。

お店の外観はグレージュの壁に木の扉が映える、あたたかみのある佇まい。入口の扉横にある大きなクロワッサンのロゴマークが印象的で、思わず足を止めたくなる雰囲気です。

店内は木の温もりを感じるシンプルで落ち着いた空間。シェフの由井慎也さん曰く、「かっこよすぎず、近所の人たちが普段使いできる温かみを大事にしたかった」とのこと。確かに、どこか“暮らしの延長”のような居心地の良さがあります。

近くには「イイナパーク川口(赤山歴史自然公園)」もあり、パンを買ってそのまま公園でピクニックを楽しむのもおすすめ。休日の朝、ちょっと早起きして寄りたくなる、そんな立地です。

お店の横には3台分の駐車スペースも完備されているので、車での来店も安心。地元客だけでなく、遠方からパン好きが訪れることも納得の人気ぶりです。


シェフの想いと「chikuma」という店名に込められた意味

『BREAD chikuma』という店名は、シェフの出身地・長野県を流れる「千曲川(ちくまがわ)」から名づけられています。
「千曲川のように長く、地域に愛されるパン屋でありたい」という思いが込められており、店名ひとつ取っても温かいストーリーを感じます。

シェフの由井慎也さんは、立川の「ムッシュイワン」、軽井沢の名店「ベーカリーレストラン沢村」、駒場東大前の「ルルソール」など、錚々たる名店で経験を積まれてきた実力派。代官山の「ガーデンハウスクラフツ」ではベーカリーシェフとしても活躍し、満を持して川口に自身のお店をオープンされました。

「昔ながらのパン屋さんの味を受け継ぎながら、今の時代に合う新しいパンを届けたい」というシェフの言葉どおり、ショーケースにはどこか懐かしさを感じるパンたちが並びつつも、ひとつひとつの造形や香りには確かな“今”のセンスが光ります。

お店の特徴とこだわりポイント

『BREAD chikuma』の魅力は、まず素材への徹底したこだわりにあります。
国産小麦を中心に、埼玉県産小麦や長野県産の食材などをバランスよく使い分けており、1種類のパンに対して3〜4種類の粉をブレンドしているというこだわりよう。
北海道産小麦のもっちりとした甘み、西日本の粉の歯切れの良さなど、それぞれの特徴を最大限に活かしてパンを焼き上げています。

特に注目なのが、米麹湯種を使用した「aバゲット」。砂糖を使わず、自然な甘みを引き出した生地は、もっちり食感でそのままでも美味しく、トーストすると驚くほど軽やかに。日常の食卓にそっと寄り添ってくれる、飽きのこない味わいです。

今回いただいたパンの紹介と感想

さて、ここからは実際にいただいたパンのご紹介です!
どれも一口食べるごとに、シェフの想いと技術が伝わるような逸品ばかりでした。

クロッカン

クロワッサン生地にくるみとピスタチオをたっぷりと練り込み、焼き上げた「クロッカン」。美しい円形のフォルムが目を引きます。
口に運ぶとまず感じるのは“ザクザク感”。バターの香りとキャラメリゼされたナッツの香ばしさが広がり、食感のリズムが楽しい!
ピスタチオのコクとくるみの香りが生地にしっかりなじみ、甘すぎず上品な後味。コーヒーとの相性も抜群で、朝食やおやつにもぴったりの一品です。

メープルベーコン

こちらはクロワッサン生地でベーコンとチェダーチーズを包み込み、焼き上げたあとにメープルシロップをかけた一品。
焼きたてを手に取ると、ほのかに甘い香りが立ち上り、その瞬間から食欲をそそります。
ひと口かじると、パリッとした外側の食感のあとに、しっとりとした中身が続き、ベーコンとチーズの旨味がじゅわっと広がります。そこにメープルの甘みが重なり、まさに“甘じょっぱさの魔法”。
スイーツでもおかずでもない絶妙な立ち位置で、リピート確実のパンです。

黒豆ホワイトチョコ

和の黒豆と洋のホワイトチョコを組み合わせた創作パン。バゲット生地の香ばしい焼き色と、艶やかな黒豆のコントラストが美しく、見た目からして惹かれます。
噛むほどに黒豆のほのかな塩味とホワイトチョコのまろやかさが融合し、和洋折衷のバランスが絶妙。コーヒーにも合う、まさに“誰かに贈りたくなる”ような上品な味わいでした。

冷蔵ケースのスイーツパンも見逃せない!

ショーケースの中には、生クリームあんぱんなどの冷蔵系パンも並びます。
ふんわりとした生地にたっぷりのクリームが詰まっていて、口当たりが軽やか。
季節ごとの限定パンも登場するようなので、訪れるたびに新しい出会いがありそうです。

アクセス・店舗情報

  • 店名:BREAD chikuma(ブレッド チクマ)
  • 住所:埼玉県川口市赤山1397-3
  • 営業時間:8:00〜17:00
  • 定休日:日・月曜日
  • 駐車場:あり(3台分)
  • 最寄り駅:埼玉高速鉄道「新井宿駅」から徒歩約6分
  • InstagramBREAD chikuma

お店の前には駐車場案内の掲示もあり、初めて訪れる方にも親切なつくり。

まとめ〜懐かしさと新しさが交わるパン屋さん〜

『BREAD chikuma』さんのパンは、どれも見た目の華やかさだけでなく、「日常に寄り添う味」という温かみがあります。
それはシェフ・由井さんが「懐かしいようで新しいパンを焼きたい」という想いを大切にしているからこそ。
国産素材へのこだわり、丁寧な手仕事、地域への愛情。そのすべてがパンから感じられます。

川口市で新しいお気に入りのパン屋さんを探している方、休日の朝をちょっと贅沢に過ごしたい方に、ぜひ足を運んでほしいお店です。
帰り道、紙袋の中から香る焼き立てパンの香りに、きっと心まで満たされるはず。

次回も、さいたま近郊の美味しいパン屋さんを巡ってご紹介していきます。
それではまた次の“パン旅”でお会いしましょう!

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